Thoughts on regional design
代表の早川が育った街は、新興住宅街でした。
ニュータウンが開発され、デパートができ、駅ビルができ、
建築中の家があちらこちらに見えていました。
街が生まれ発展していく、希望に満ちた時代です。
そして、いま、その街に、空き家が目立つようになり、
ニュータウン問題が取りざたされるようになっています。
皆が家族の幸せのために、選んだ土地、家、街、地域なのに。
「ニュータウン」が「オールドタウン」になってしまっただって?
そんなことを言わせてはいけない。
家も、街も、古くなるのではない。
家族と暮らして、隣人と笑って、学校に通って、働いて、地域をつくって、
血の通った歴史を刻んで、価値を増していくものです。
私たち建築家が、できることがあります。
住む人のために、地域のために、日本のために。
家だけでなく、地域の人々と共に生き、
社会とのバランスをとりながら、
生活者主体の幸せな住み方を設計する。
それが、アーキデザインクラフトが考える「地域設計」です。