外装&内装が完成して今度こそ終了!…とは、まだまだなりません。
看板文字、日除け暖簾のデザイン案作成&手配や、実際店舗で使用する家具類の選定も行います。
特に今回ポイントとなったのは、“万年筆のある生活” を店内で再現することでした。
事務所の一角に物置としてしか使われなくなっていた年代ものの書斎机を利用して、購入後、万年筆を使用している情景が思わず浮かぶような演出を提案させて頂きました。

長年使われていなかった机ですので、傷みやキズもありました。しかし補修は最低限に抑え、キズはキズとしてみせることで、わざと作ったアンティーク感には到底及ばない“本物感”を空間に取り入れることが出来ました。

そして施主様と初めてお会いしてから実に10ヶ月後となる、3月末。
近所の方をお招きしてのお披露目会が行われました。

当日は訪れる方々に笑顔で店内を紹介する施主様方がとても印象的でした。特に、以前の状態を知る方々からは「あれがこんなにきれいに、おしゃれになっちゃって!」「そうでしょ~良いでしょ~」という会話を耳にし、新築物件では味わえないリノベーション物件ならではのやりがいを改めて感じ、こちらも笑顔が絶えない時間を過ごさせて頂きました。