マンションを購入するならば、立地が一番!そして規模も考慮してください。
マンションが出来てきた過程を振り返ると、利便性が高く土地代が高い都市部において土地を高密度化し、有効活用するために生まれたのがマンションでした。つまり、土地が比較的多くある地域では、わざわざマンションを購入するのはもったいないことなのです。
では、買って損をしないのはどのような場所なのでしょうか?具体的に大体の目安を挙げるとすると、東京であれば山手 線の内側とその周辺(目黒区・世田谷区・杉並区の一部・大田区の一部)ぐらいでしょうか。それ以外の場所であれば、とにかく駅から近いことです。駅から徒 歩4分以内、できれば1分。雨が降っても濡れない距離や場所にあるマンションであれば損をしません。駅から徒歩10分以上であったり、バスを乗り継いでいくような場所にあるマンションを新築で買う場合、大損を覚悟しておくべきです。5年もすると売却額が購入時の1/5~1/6になったりするのです。
こんな値段になってしまったら、もう売りたくはないですよね!でも、住まなくなったマンションを持ち続けても、固定 資産税・管理費(共益費)・大規模修繕積立金といった固定費だけは出ていきます。さらに、人によっては住宅ローンも残っていることでしょう。賃貸収入で固 定費分だけでも賄えればいいですが、利便性が悪いとなかなか借り手もつかないかもしれません。
もうひとつの条件である規模は、どのような物件がいいのでしょうか?
それは…とにかく、大きすぎないことです。階数でいえば4・5階以内、ベストなのは3階建て程度です。マンションの 資産は土地の部分と建物の部分に分かれているのですが、土地は全世帯で共有していますので、階数が多ければ多いほど割る世帯数も増え、土地の持ち分が減る ことになってしまいます。また、規模が大きくなると大規模修繕に掛かる費用がより割高になってしまいますし、様々な家庭が入居されますので理事会でも賛成 が成立しにくく、修繕したいと思ったタイミングで修繕出来ない!なんてことも起こるかもしれません。