早川 誠也
一級建築士
コミュニティデザイナー
武蔵野美術大学客員講師
一般社団法人 まちなか整備管理機構理事
プロフィール
八王子市生まれ。高尾山をこよなく愛する。
高度成長期の新興住宅に育ち、街が生まれるダイナミズムに感銘を受け、幼少から建築家を目指す。
八王子の姉妹都市である日光の文化や素材との出会いを求め、栃木県の国立大学へ進学。大学在学中、ニュータウン神話が崩れたことに心を痛め、建物のライフスタイルエイジングの研究に没頭し、経年が劣化につながらない形状やデザインを追求する。それと同時に、家具作家に師事し木材の扱いを習得、この経験が木材や素材の適材適所を尊ぶ現在の自然素材を活かした建築設計のスタイルにつながる。
卒業後、複数の建築事務所で、大型プロジェクトから個人住宅まで様々な建物を経験。住宅の建築では、建築士の意向がお客の希望よりも重視される現場を何度となく目の当たりにし、生活者主体の住宅建築への思いを強める。独立後は、お客と根気よく対峙して要望を反映する設計方針を貫き、自ら産地を回って最適な国産材を調達し、現場に何度も足を運び建築経過を自身でチェックする綿密さが依頼主から高い評価を得ている。
東日本大震災時は被災地視察に赴き、地域復興の活動に奔走。気仙沼で被災し倒壊したレストランを被災者と共に地産の資材でログハウスを建設し復興するなど、ボランタリー精神と使命感が強い。
住宅や店舗の設計の他、商店街再開発や駅の設計、地域復興からボランティア活動まで、生活環境を深い視点で捉えデザインするスタイルに定評がある。
経歴
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1995年
宇都宮大学工学部建築学科卒
卒業後、複数の設計事務所で、大型プロジェクトから個人住宅まで様々な建物を経験。
幅広方々に利用してもらえる設計事務所を目指して独立 -
2001年
一級建築士事務所アーキデザインクラフト設立 -
2005年
一級建築士事務所有限会社アーキデザインクラフトとして、法人化 -
2008年
千代田区神田須田町に事務所を移転
東日本大震災を経験し、次の一歩の為にNPOを設立 -
2011年
NPOまちはなねっとわーく代表理事 -
2012年
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科講師就任